あした、きっと かわる。

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2004年12月03日 (Fri)

設計時の見積もりって難しい

某システムがトラブルを起こして、運用できなくなったらしい。携帯電話にかかってきた第一報で、すぐに調べたところ、どうも、ある番号の桁数が不足してしまったらしい。

その番号は、仕様として4桁と決められており、各年度ごとに0000からはじまり9999まで振られるというもの。今回のトラブルは、これが9999になってしまい、新しい番号が割り当てられなくなったため、システムが動かなくなってしまったというもの。

このシステムの設計に関わった人は周囲にいないので、はっきりしないが、きっと1年間に1万件以上の番号割り当てが必要ないと判断して、このような仕様にしたのだろう。

でも、実際には、4月〜12月の8ヶ月間で、番号は溢れてしまった。当初の見積もりが甘かったといわざるを得ないが、実際にはなかなか難しかったのかもしれない。ビジネスがどのくらい成長するのかを予測しながら、システムの利用を見積もり、設計していくのはたやすいことではない。拡張性を際限なく持たせればよいという考えもあるだろうが、現実的ではない。だから、先を見越して、ある程度の拡張性を持たせるというのが現実的なのだ。

今回のトラブルはあまりに見積もりが甘かったわけだが、設計時に自分が関わっていたとして、どの程度の見積もりをし、どのような設計にしたかを考えると、なかなか難しいなぁと考え込んでしまう。

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